Dec 20, 2011

変わりえぬ日々に鬱屈とした侭に蹲っていたって何も解決はしない 時間ばかりを食べ尽くしてしまう 夜になれば静けさに嗚咽 朝霧に隠されるのは千切れた紙切れ 一つ二つ三つ 青い錠剤並べて眠る 噛み砕いてしまったのなら、不安定に沈むのみ。

Dec 6, 2011


ふと 冬の匂いと髪に染みた煙草の匂いを共に吸い込んでみると、えもしれぬ焦燥感に苛まれ、そして、青白い惰性を感じずには居られず、無性に誰かと話したくて堪らなくなったのだった。


写真や音楽を一切必要としなくなればどうなるのか 他の表現方法を以って何を伝えるのだろう 答えは多分に単純、多くは語らず佇む 手を離せば簡単に一人になり干渉に浸る事だって出来る素敵な場所素晴らしい場所 雑踏に紛れて一撮みの安心感..


何とかなる、若しくは何とかすると言うスタンスで在るから危機感が無いらしい。「退屈に少しの焦燥を 頭の中には浮き輪を浮かべ、冬の始まりにて漂うのは」

Dec 2, 2011

[ 興味の無い事が7割と 後の3割は知りたくもない事 括って嫌いや苦手にしてしまうのは、勿体無い事だと笑われるのだろうか。触れるのが億劫になるのは決まって同じ時で そうなってしまえば全てを諦めるに他ならない 無理に手を伸ばせば自身が剥がれ落ちてしまう事くらいは随分と昔に知った筈。 / 記憶喪失になったふりをして、閉じ込めてきた。何時までもそうしているだけで、世界が何時の間に真っ白な雪に覆われたのかも分からない侭に 時間だけを食べて生きてきた。白い身体の中にいた。独りぼっちだった。裏返すことの出来ない嘘 長い退屈 不透明で不安定な生活ですら、愛するべき物だと思えるだ何て 絶望でしょう、信じられないし 怖くて誰より怖くて 怖いって。  耳を塞ぐ。 ]

Nov 26, 2011

[ どうしても失うのだろうか いつ迄無くし続ければいいのだろうか 見失うのは青白い影だけではなく 雨音や触れる言葉すらも。いつか記憶となるのは 頭や心にしまっている訳では無く 恐らくは 実感 現実味 触れたという事実 の触感を忘れかけ 頭の中で都合の良い解釈をした後に話を再構築して 美談もしくは自分が害を被ったと言う悲劇擬きに自惚れているだけの話だろう。くだらないな。見た聞いた物 何が本当で何が嘘 何が現実で何が理想 直ぐに区別など付かなくなってしまうのに 何故腕を伸ばす。目を閉じれば、次に目を覚ました時 そこは見知らぬ場所 私の顔を覗き込む何者かに はい 全部嘘ですお疲れ様 と言われたい気分である。全てを見失ってしまいそうな時はどうすればいい。 ]

Nov 23, 2011

何も無くなってしまいそうで 怖いのは夜 放埓に在れば楽にもなれるのだろうか、見えぬままの風景を幾ら思い描いてみたところで 手を延ばした先には空虚を掴むばかり。恐らく私への不満を飲み込む事も出来ぬ為 無意識のうちに口にしているのだろう 此方を見つめる幽霊がモゴリモゴリと口を動かしている もう二時間もの間そうして背後に立っている。言葉の数々に意識を乱される事も急かされる事も無く 私は椅子の上で膝を立てて座り眠っていた。人の代わりに枕を抱き 椅子の上 目が覚めれば頭痛 そうして直ぐに、眠っている間に過ぎた数時間への罪悪感と焦燥感に苛まれ 机に目を向ければ何一つとして手をつけていない紙切れの山。山。幽霊が一歩、近づいて耳元で呟き始めた。溜息に掻き消され行く思考を止め 私はもう一度蹲る。

Nov 22, 2011

[ 大切な物は片手で数えられる程しか持っていないのに 余計な物や事ばかりが頭の中に流れ込んでくる為 とうの昔に頭中は浸食され 何も考えられなくなってしまった様で 焦燥感に苛まれたのなら、指先で何度も読み返した本の文字や写真を一つ一つ摘んでいる。/ 美しいだなんて どうして思えるのだろうか 日々を辿って行く上で美しさを感じられる物は少なからずあるが いつか、本当に美しいと思える物に出会うことは出来るのだろうか。どうしたって 今じゃない、いつかなのは分かっている。見えない先が堪らなく怖い 無い物強請りばかり 求めるのならそれなりの覚悟は必要だと それ位は理解している。しかし それならば、今は 何もない空白と空虚をどう過ごせばいい。/ 弱音ばかりを吐き出して傷口をひけらかしていたあの娘はきっと 今だけじゃなくて 誰かを受け入れては、毎晩 そうして。/ 私は今 片手を空けたままに、一人夜に取り残されているらしい 月も明かりも見たくはなくて。ただただ途方に暮れている。 ]

Oct 13, 2011

ここ暫くは何と無く文字を書くのが億劫で ただ曲ばかりを書いていた。何でもない歌ばかりが部屋を満たして行くのにも、慣れた。本を読めば少しは気分転換になるだろうか。唇の上に小さなヘルペスが出来て痛い。今日、何故か泣きそうになったのだけれど どうしてだったかな 思い出せないな。夢の中での出来事だったかもしれないな。真実と大切に満たされていてくださいと、誰かが笑える事を 切に願っているよ。両手で掬った水が零れ落ちる様に 指の隙間から零れ落ちる様に 記憶や理由が一つ 二つ 消えて行く。

Sep 25, 2011

自転車に乗り近所の公園まで。ぶらんこに乗りながら上を見上げる 暗闇 星は見えない 寒さに臙脂色のパーカーの袖を伸ばす 指先は冷えていた 夜の淵をそっと撫ぜると柔らかい空気が髪を揺らした。水色の自転車 買ったばかりの時は何処へだって行ける気がしてならなかったのにな どこへも行かぬままだよ。結局。感情なんて 長続きしない どんな感情だってそう 好きも嫌いも憎いも愛おしいも そんなに差は無い 響きが少し違うだけ。何だっていいな。猫語で話せたなら今日はいい日だ。

Sep 23, 2011

仕事帰り 馴染みの猫と会話をした後 少し遠回りをして帰ろうと 家とは反対の方向へ自転車を走らせる。何となく喉が渇く気がして ふと視界に入った自動販売機にて コーラを買う 甘ったるい後味と炭酸の弾ける音 今日もお疲れ様 と頭の中で呟いた。夜道は通る人も疎らで 遠くに見える電車は一直線に光を残しながら去って行く 知らない人達がきっと ぎゅうぎゅう詰めで運ばれているのだろう。もう一度頭の中で 今度は知らない誰かへ、お疲れ様 と呟いた。飲み終わった缶を捨てる時 腕に着けている真鍮で出来た腕輪が缶にぶつかり小さく冷めた音を鳴らした。一人の夜道には不思議な程にその一音が馴染んだ様な気がした。自転車を漕ぐ。何も忘れたくない 何もかも忘れたい 遠回りしたって見慣れた道 知らない街に行ったって何もが新鮮には感じないのだろうな 慣れてしまって直ぐに飽和してしまうのだろうな いつまで背負えばいい いつになれば馬鹿になれる いつかは不感症の如く何も感じなくなれるのだろうか。パーカーの袖に触れる空気がただ冷たかった もう 直に終わりを感じる季節が来てしまう。

Sep 17, 2011

昨日は非常によく動いた日で 帰宅したのは23時頃だったのだけれどあまりに色々と動き回った所為なのか 帰宅するなり頭からつま先まで 鈍い痛みと怠さに襲われシャワーを浴びてからは毛布に潜り込み 直ぐに眠りについてしまった。朝目が覚めてからは、昨日知人から拝借したfresh!の音源を聴いていた いや、やはり仲俣さんのベースは堪らないな バンドの音自体にもただただ圧倒された。聴きながら色々な事をゆっくりと考えていた。不安も何も無いはずなのに日々が淡々と過ぎていく事。いつの間にやら口癖が "何か楽しい事ないかな" になっていた事。アクションを起こす事すら億劫な癖にさ。音楽を聴いていると考えが廻る くるりと一回りして今日もようやく一日が始まった。そういう風に毎日を迎えている。

Sep 14, 2011

夜 散歩をする 鈴虫の声や川の流れる音が良い具合に環境音楽と為る 月や空気に季節情緒を感じ 浸り 浄化して消化する作業を息抜きにする。月が顔を出す頃に憂鬱がやってくるのであれば 私はそれを水色の絵の具を以って抜かり無く塗りつぶす 朝焼けの頃に虚無がやってくるのであれば 私はそれを薄く均等に伸ばしては布団の代わりに敷く事も出来る。それ位には今、穏やかで 部屋の隅には記憶代わりに枕を置いて ベッドの上 私は毛布に指先で お休み の文字を一度だけ書く そうして昼間になればまた人ごみを上手く渡れる。ぶれない軸を手に入れるべく ゆっくりとバランス感覚を養って行く。

Sep 10, 2011

言葉とは非常に面白いもので というのも、例えばここで 書き連ねた時に誰かを思っていれば 一見不特定多数に向けている様な言葉だって 言葉の本質はその人の為の物でしか無くなる。誰がその文章を多方面から見据え分析したって 本質を分かり得るのは書き手本人と、言葉を向けられた者のみだと私は思っている。何度も言っている事なのだけれど、言葉は発すれば 途端に不特定多数に届くのだと言う事を意識しておくべき。堕落しているのであれば堕落のままに漂わせておけばいい、それを美化したいのであれば抜かり無くしっかり一作品にしてしまえ と私は思うのだけれど。

Sep 7, 2011

どうでも良い事が大切で 気にしていないふりをしたってふと思い出したりする。渋谷から帰る電車、背中の荷物の重さが半端では無くてあと20分もの間耐えられるだろうか 言葉や表情の意図 夜の電車は色々と考えが静かに浮かんでは消える。窓から見える夜の街に何千人もの人々の生活が込められていて 同じく電車に揺られている人々にだって各々の生活がある 吐き気がするよ。優しくはなれないな。

Sep 6, 2011

そういえば、今日も夢を見た 最近は夢にある一人の人間が姿を変えて出てくる。しかし夢の中の私はそれがどんな姿であろうと誰なのかが分かっていて その夢がベッドに覆い被った朝や夜中には、目が覚めてから暫くの間どうしようもない位に頭が痛くなる。今までみた中で 白いワンピースに黒髪の小さく痩せた少女の夢は特に酷く頭にこびりついていて生活の中でもふと思い出したりしているのだけれど、泣くでもなく笑うでもなく ただ私の側にいた少女は美しかった。こうして文字に起こしてしまえば虚構の様になってしまうのが少しむず痒い。
昔仲良くしていた3つ上の男の子は "明晰夢"を見る事が出来ると言っていた。何でも、夢の中でここは夢だと自覚するらしい そうすれば何だって出来るとの事(しかし 15歳くらいになり他人や日々に猜疑心を持ち始めたら何時の間にやら明晰夢を見る事が出来なくなっていたとも言っていた)。
私もそれが出来れば夢の中で名前を確認するべく呼ぶのだけれどもね 一体どんな顔をするだろう 少し驚いてからよく分かったねえ、と笑うだろうか また会うようであれば問うてみたい。話してみたい。今夜もまた 同じ人の夢を見るのだろうか。

Sep 4, 2011

上手く紡がれぬ言葉達を見かけてはううむ、と頭の中で首をかしげて唸っている。少しは楽になった様な気がしたが 気持ちは相変わらず重い為、今は原因となっている事や物を全て部屋の隅に置きっ放しにしてみたりして ふと現実を見つめれば雨音に全てがかき消される この感覚は嫌いじゃない。雨の日は匂いに敏感になる 同時に匂いによる記憶の反芻もより多くなる。思い出せと言われるでもなく ただ何かのタイミングでぼんやりと思い出す記憶は優しさと少しの淋しさを丁度良い具合に持ち合わせている様な気がする 丁度良いな 様々な感情を穏やかなまま均等に広げて見つめてみるとします そして寝る。

Sep 2, 2011

この世の中には自称変人とマイノリティが繁殖しすぎて既に飽和状態だ マイノリティがマジョリティだ 良いと思うよ、好きな音楽を書き連ねるだけの手軽で簡単な個性の主張だって 自己主張と繋がりの為のツールとしての音楽 多少悲しいけれどもしょうがないこれが時代で流行。

Aug 27, 2011

好きな作家は坂口安吾と澁澤龍彦で 何だか昔から変わらないな。

Aug 26, 2011

電車の窓からみる雨粒を追いかける 一秒に十粒づつ追いかける。言葉は難しい。的外れ。眠たい。

Aug 24, 2011

逃げ道はいつだって横にある 全ては共有できないままに曖昧で終わる。誰かと一緒にいるなら後ろには孤独が付き纏う。エゴイズムだなんて言葉で片付けたくはないけれども そう思わざるを得ないことはやはり生活上にはあってその都度自己嫌悪をしてしまう。孤独を弁え、しかしそれは決して寂しさ紛らわし等ではなくただそこに 他の隣にしっくりと嵌る様に 自分を置けたらなと思う。

Aug 22, 2011

おもちゃ箱は何時の間にやらガラクタだらけになってしまった様で 大人になるだとか子供だとかはどうでも良くてただ悲しい 灰まみれになってしまった記憶や、忘れてしまった遊び方 もう少しくらいは煌めきだとかを取り戻せたっていいんじゃないか 見えない鏡を一拭きしたら映るのは泣き顔か、表情すらも忘れた様な気がするよ 足のつかない水溜りに溺れてしまうような不安に駆られたりだとかね。気づかない振りや、強くなるという名の鈍感も同じで、結局自分自身が傷つかない為の簡易かつ稚拙な自己防衛だよな。

Aug 12, 2011

色々が完成しつつあり、色々が壊れつつある。明日は久々に早朝バイトなので起きれるだろうかと 少しの不安、眠るのが怖い。一年前なんかは相当無茶な生活をしていたのに よくもまあここまで落ち着いたものだ。世界を少し剥してみればそこには休息があった。ただ、刺激も何も殆ど無く 誰かと話すことも減った。からから音を立てて消えていくのは光ばかりか、震えるままに流れ出すのは雨か、月に笑われるような気がするから夜はたまに、こわい。届かない事を知って自分で自分の肩を抱いていた。何かあると思いたい。上手く触れられるようになりたい。

Aug 6, 2011

やっと諸々が終了した。何というか 短かったな 半年なんてこんなにもあっさりと過ぎてしまうのか。昨日今日と雨降りで 何となく、くるりのばらの花を聴きたくなった ばらの花は何といっても歌詞と曲の構成が秀逸。しかし 今日は暑かったな 機材を持っての移動は大変、スタジオから帰宅する途中 少女と共に ラブホテルが幾つも立っている池袋北口、陸橋下にて他愛もないような話を少し 時たまAV女優のプロフィール写真の撮影中なのであろう男女が視界にまぎれてきては何も言えぬ謎の背徳感に襲われたりなど。今月末には私事なのですがよい報告ができそうです。

Aug 1, 2011

ありあわせでも、間に合わせでも構わないと 手を延ばした先には空を掴むばかり。錆びた白い朝が明日も来る事に気づいてしまったのなら、どうして希望を持つことができよう。溢れる泡 ソーダ水の弾ける音 何もが、言葉すらも、ただ淡く脆く取り留めもないままに消えてしまう事だけを知っている。

Jul 27, 2011

現像してきた写真をサイトにアップロードしたりなどしていた。日常で一人を感じることや、ふいに寂しく思うこと そういう部分だって写せるようになりたい。怖いのは忘れてしまうこと 信じられなくなること 欺くこと、涸れ、一人。大体の事柄は今日中に終わりそうで 日付が変わるころには心地のいいままに眠ってしまいたい。

Jul 23, 2011

やはり思うことは多々あれど、今を生きなくちゃあならないのは皆同じ条件なのだろう。それはあまりにも当たり前で まるで綺麗事の様だけれど事実なのでどうにもしようがない。例えば圧迫感だとか不安感だとか そういうものを焦燥感でもって上手く掻き分ける。そうした先に残ったものだけを拾っていけばいい。簡単な筈なのだけれどもね。いかんせん、言葉にはできても実行し切れていないのが悔しいところ。